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歩きたいKさんの話 その2

お知らせ:最近結構色々書いてしまっているのですが、なるべくリアルの知人に見つけて欲しくないのでブログタイトルと名前を変更しました。手遅れかもしれませんけど。

初任者研修は受けましたが、介護職として働くのは初めてです。職場では研修は全くなく、事業所内地位ナンバー2の社員から「〇〇さん片手(介助)、Kさん両手(介助)」と書いてあるメモを1枚渡されただけで、とりあえず手を取って歩かせて移動介助をやってみろという指示。この時点ではADLについての情報は与えられません。

分からないことは聞くようにとは言われましたが、基本的に情報伝達に難アリな事業所で、何を聞けば良いかも分からないほど困惑する日々が始まりました。


就業時間後、毎日本を読んだり、ネットで情報収集しましたが、まず目にして困ったのが両手引き歩行介助についての批判。

赤ちゃんを相手にするように両手を引いて歩かせるのは安定性に欠けるし、介助者が後ろ向きなのでどうしても安全確認が甘くなるし、そして何より、本人の能力向上に全く繋がらないという話。


Kさんは怖がりで不安が強く、強めに介助者の手を掴みます。

所長は「同じ介助をしても△△さんはふんわりと手を握って来るのに、Kさんは必死で掴んでくる感じ。」と批判的に揶揄するように語ります。


仕事を始めた当初は自分の介助が下手くそだから不安にさせちゃっているんだろうなと思いましたが、それも多いにあるものの問題はそれだけではなさそうだと考えるようになりました。

(続く)


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