父が激怒した話
私が高校生の頃です。
夜中、大きな音がして目が覚めました。
1階の様子をみると、父が母の帰りが遅いことに怒り、ドアチェーンをかけ、母が力ずくでガンガン開けようとしています。ついにはチェーンを引きちぎって中に入りました。
母はかなり細身なのですが、火事場のバカ力発揮です。
入ってからは激しく怒りをぶつける父。
どうやら父が風邪で発熱しているのに出掛け、母が父の不調に全く構わず午前様になったようで。
朝、母が出かけると言い、父は「いいよ」と言ったものの、本当は側にいて欲しかったようです。
父は勢い余ってコップを投げ、母の額に当たり、少々出血。父が母に手をあげるところは見たことが無かったのですが、私は驚いて固まっていました。
父は酔った勢いもあり、溜まっていた不満をぶつけ続け、最後に「やっぱり俺は(外で働く女性ではなく)家にいる女がいい。」と一言放って寝てしまいました。
私は静観していましたが、最後の一言だけは参ったなと。結婚するときから医師だったし、母の開業の話持って来たの父だし。
(次回に続きます)
2023-12-31 13:42
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コメント(2)
これは本当に難しい。夫婦、母子の関係とも難しいと感じます。私の母は、事業に熱心で私は抱きしめられた記憶がない。ですから結婚前に女房と話し合い、結果女房は家庭に入りました。姉も同じ選択をしていた。どっちが正解と簡単に言えませんが、子の立場から言うと、満たされない思いは終生付きまとっていました。
by meganesaru707 (2023-12-31 19:56)
メガネサルさん
仕事を持っても家族の心を置いてきぼりにすることはあってはならないと思いますが、本当に難しいですね。
時代が変わっても、日本では働く女性はかなりの器用さが求められると思ってます。
by 星民 (2024-01-03 11:46)